プライベートのストレスで円形脱毛症を発症

体験談

脱毛症になったとき

現在30歳の主婦です。
脱毛症に初めて気づいたのは、ちょうど1年ほど前、29歳の秋でした。しかも発見者は私の母でした。
ものすごく驚いたようで、悲鳴に近いような声を上げて、私に鏡を見に行くよう促した母の表情が今でも忘れられません。
おそるおそる鏡を見てみると、500円玉大の円形ハゲができていました。

脱毛症になるまでの原因

思えば、この歳は半年ほど前から度々体調不良を起こしていたのです。
例えば膀胱炎になったり、原因不明のじんましんが出たり、これまた原因不明の歯痛に襲われたり、突然下痢嘔吐で倒れたり、全ての事を振り返り、自律神経の乱れと自己免疫の異常に気付きました。

円形脱毛症の原因として誰もが思い浮かべるのが「ストレス」ですので、私もようやく脱毛症になって自身のストレスを自覚したというわけです。

ストレスの原因も、仕事ではなくプライベートだったので、まさかこれがストレスになっていたとも気付かずにいました。
趣味でやっていたサークル活動の運営を任されていたのですが、仕事の合間にサークル活動の事務作業を進める事が地味にしんどいと思っていながらも、「でも好きなことだから」と自分を誤魔化してがんばってきてしまいました。
また、恋愛の方も上手くいっておらず、結婚前提で付き合っていた彼と破局し、その後気になっていた男性に言い寄られて良い気になっていたら実は既婚者だった事が発覚し、散々な目にあっていました。加えて親からは「早く結婚しろ」のプレッシャーがあり、参ってしまったのだと思います。

薬と症状の効き目は?

ストレスを自覚した私は、病院へ行き、頭部の血流を良くする薬と、免疫力をコントロールする薬、そしてストレスを軽減させる漢方薬を処方されました。
薬を飲み始めてから、気分的にはかなり楽になりました。すぐに毛が生えてきて復活するという事はありませんでしたが、ヘアバンドで抜けてしまった部分と隠して生活していましたし、比較的気軽な気持ちで「ハゲちゃってさ」と周囲の人間に話せたので、脱毛症そのものが新たなストレスになる事もありませんでした。

このストレス対策のおかげか、500円玉大だった脱毛部分が直径10cm程まで拡大したのですが、そこでようやく止まり、4ヵ月ほど経ってから、徐々に髪が生えてきました。

薬の効果は、ストレスに効いたという実感はありましたが、頭皮に直接効果があったかどうかは分かりません。事実、薬を塗ったり飲んだりしているにもかかわらず、しばらくは脱毛部分が拡大していたので、あまり効かなかったのかもしれません。

まとめ

失敗した事があるとすれば、薬が合わなかったかもしれない、という点でしょうか。

1年経った今、すっかり元通りとはいきませんが、生えてきた髪も20cmほどにはなり、ヘアバンドをしなくても外へ出られるようになりました。
幸い良い人とご縁があり、今は新婚生活を満喫しておりますので、これからもストレスを溜めずに新しい脱毛部分を作らないよう気を付けていきます。

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